ソワソワする!
この漫画、ソワソワします!!
理由は、たくさんあって・・・

この漫画、今はまだ3巻までしか出ていないので、序章しか知らない状態なのですが・・・
コレ、"世界一のビートルズ・コピーバンド"を目指す若者が、1961年にタイムスリップして、
ビートルズの曲を、本物より先に 自作として発表していくお話。
なんじゃそりゃ、盗作やん。。
と思いつつ、読んでいくと・・・
それを望んでいるのは、ベース(ビートルズで言うと、ポール)担当の、マコト君だけらしい。
他のメンバーは、
「歴史からビートルズを奪うことになる!絶対してはいけないことだよ。。」 とか、
「お前はビートルズじゃない!」とか、最初は反対意見を持っていたのです。
私も うんうん、その通り♪と、共感していたけど・・・
ココからマコト君に説得されちゃうから、スゴい。
メンバーが説得されているのを見ていたら、
あれっ?うーん、そうかも。。 って、私まで説得されちゃいました!!(笑)
だって、マコト君の、
「ビートルズより先にビートルズの曲でデビューして、世界で本物と競い合う!!」
「自分たちがビートルズの名曲でデビューするわけだから、 本物のビートルズは、
未来にいた自分たちの聴いたことない新しい曲を作るだろう。それを聴きたい!!」
という夢にも、ちょっと共感してしまうから。それに・・・
(このテーマ、思った以上に深くて、私の頭の中で討論会が始まっちゃいました・・・)

「マコト君の実力は、彼の努力によって身につけたものだから、
それを試すための夢ならアリなのかも?」
「たしかに 実力がなかったら、
いくらビートルズの曲を自作として出したとしても売れないだろうしね。。」
「でも、だめよ!他人の曲を自分の曲として発表するなんて、絶対いけないわ!」(天使!?)
「いや、1961年の日本にビートルズは存在しないから、世間的には盗作にならないよ。
自分自身では嘘ついてるって知っているから、苦しいだろうけど。
彼は、その苦労も含めて"夢"って言っているんだし、アリ!」
「だけど自分が生み出したんじゃないから、それで評価されても
本当に最高の喜びとか、成長は味わえないと思うなぁ。。」
と、・・・私の考え、意外とマコト君寄りかも?(汗)
とにかく、この漫画を読みながら「本当の"夢"って、どんなモノだっけ?」って、
何度も考えました。でも、きちんと答えがでない。。
マンガの中でも まだハッキリしないから、
作者さんは、この先どういう考えで話を進めていくのだろう♪
マコト君やメンバーの心境は、どう変化していくのかな♪ と、
続きが気になって仕方なくなるのですっ!!
これが1つ目のソワソワ♪

恥ずかしながら私、ビートルズの曲は
テレビやお店で流れているのを 聞き流す程度でしか知りませんでした。
でも、マンガに出てくる人たちの、ビートルズに対するアツイ思いを感じて、、
ビートルズの発信する音楽を 文字と絵(漫画という紙の上)だけで
最大限に表現されているのを見ていると、私の中でのビートルズに対する思いも膨らんで・・・
無意識のうちに、頭の中でBGMがっ!

そのせいで、ホンモノが聴きたくなって、読みながらソワソワ!!
CD買いに行きたいーっ♪ って。
きっと、このマンガを読んだら誰もがそうなりますよ・・・(笑)

コレ、バンド経験がある方や、ロックンロールが好きな方なら
特に共感していただけそうな気が♪
一人一人はそれぞれに違う夢があるけど、音楽をしたい!という気持ちと、
ビートルズにかける思いが根本で一致しているからこそ、バンドが成り立っていて、、
熱く語り合ったり、衝突したり、ライヴを終えて感激しあったり。
これって、スゴく凄い。そして・・・青春だーっ!
そんなことを考えながら読んでいると、すごくバンドがやりたくなるのです♪
(会社で、軽音楽サークル作れないかなぁ〈笑〉)

そうしてソワソワしながら読んでいると、なんか言葉にできない
いろんな感情が湧いてきて、体が震えてくるのです。
いろんな感情が混ざって、その正体を自分でも把握しきれないほど。。
でも、ひとつハッキリと、疑問に思ったことは、ソワソワの理由でもある
「本当の"夢"って?」というトコロ。
これをテーマに討論会なんか開いたら、1日潰れちゃいそう(笑)。
でも、3巻の最後まで読むと、ちょっとだけスッキリしました。
夢って皆それぞれ違う環境で追うものだから、やりたい!って気持ちや、
なりたいものに成るための努力!
これを持っていれば、夢の定義なんて皆それぞれ違っていいじゃない♪って思えてくるから。
「必ず世界一のビートルズになる!」という夢だって、
ちょっとハズれているようにも感じるけど 凄く熱く、純粋なモノなのです。
だからそれも良いと思う!頑張って欲しいと思う!
けど、、ダメな気もするっ!!
やっぱり私の考えは、決めきれませんでした。。
皆様だったら、どのように感じ、考えられるでしょうか?
このマンガについて、討論会を開いたら面白そーっ(笑)!!
ロック音楽が好きな人や、熱い青春を思い出したい方は是非、ミテミテ♪
|